■NV200バネット スロープタイプ スロープ異音修理 YDTARDBM20EDA

【症状】

・走行中にスロープから「カタカタ音」がする。

【故障診断】

スロープを手で揺さぶってみると、「カタカタ」します。

少しわかりずらいですが、スロープのサイドの白いレールのようなものがあります。

こちらが、「スライダー」と呼ばれるプラスチック製の部品です。

スロープを出し入れするたびに、少しずつ摩耗していきます。

今回は、こちらの部品の摩耗により「ガタ」が生じ、音が発生したものと思われます。

【修理】

まずは、スロープを車体から取り外します。

次に、サイドのレールを分解していきます。

部品が見えました。

レール全体に入っているわけではなく、各レールの端についています。

取り外した部品(左)と、新品(右)の比較です。

わかりずらいかもしれませんが、摩耗により薄くなっています。

この少しの摩耗により、「ガタ」が生じ、走行中の「カタカタ音」につながります。

あとは、戻してグリスアップして

動作確認して完成です。

今回は、「スライダー」の交換となりましたが、

よくある事象として、スロープ自体の固定しているボルト・ナットの緩みによっても

走行中の「カタカタ音」が発生する場合もあります。

その場合は、ボルト・ナットの締付けだけで済みますが

緩んだまま走行していると、スロープ自体の故障にも繋がります。

当社では、架装部分の定期的な点検も承っております。

ご予算や専門店ならではの対応が可能ですので、福祉車両の修理や故障で困った際は、

お気軽にご相談ください。

もちろん自動車修理工場の方も大歓迎です。自社では対応が難しい場合や、お急ぎの場合など、ご相談ください。

直接、お客様のところに積載車で配送・引取や現地修理も対応可能です。