■N-BOX+スロープ異音修理 DBA-JF2
【症状】
・スロープを出す際に「バキバキ」と音がする
・走行中に「カタカタ音」がする
【修理】・・・「バキバキ音」
ハッチバックを開けると直ぐに、右のカバーゲートロックリングが変形しているのが
すぐに目視確認できました。
原因としては、
スロープを利用する際にリングが当たるところについているプラスチック製の部品
(カバーゲートロックリング)が使用頻度が高い為、すり減り破損。
それが引き金となり、バネの金具部分が直接、アルミスロープの補強プレートに擦れ、
補強プレートが変形し、バネがさらに変形したと思われます。
そこで、今回行った修理としては、
①バネ(スプリングスロープリターン)とカバーゲートロックリングを新品交換
②補強プレート部分のみの部品が出ず、スロープの分割で補強プレートの付いた部分
が部品供給されていました。しかし、高額だったのと、補強プレートの厚みが0.5mm
程度しかなかったため、今後のことも踏まえ、1.5mm厚の強化プレートを作成し、
プレート部分のみを交換することになりました。
まだ無事な左側も同じ1.5mm厚の強化プレートに合わせて変更。
【修理】・・・「カタカタ音」
スロープ同士の動きをスムーズかつ静かに出し入れできるようにするために、プラスチック
製の隙間を埋める「スライダー」という部品が使われています。N-BOXの場合、スロープ
部分に計8個あります。
見える部分のスライダーを確認すると、使用頻度が高い為、薄くなっています。
左:既存品 右:新品
この部品がすり減ってくると、走行中にスロープ同士の隙間が大きくなり、
走行振動で「カタカタ」音がしだします。
そこで、今回は、計8個すべてのスライダーを交換しました。
これで、不快な異音からは、解放され、快適になりました。
スロープをご利用の方は、カタカタ異音がしだしたら、確認してみてください。